コラム

【白血病闘病記19】再入院しています…今の気持ちを話してみようか?

運営者の宮平です。

カタールW杯の開幕と同時に僕の入院生活もキックオフした2022年の11月です。

3月30日に退院してから8ヶ月ぶりの入院生活、これからの治療方針と今の気持ちを書いてみたいと思います。

今後の治療方針

前回のブログでも書きましたが、現在僕の体にはわずかに白血病細胞が残っているみたいです。

医者とも話した結果、白血病細胞が悪化(増加)していない今のうちに全てをやっつけるべく、骨髄移植をしたほうがいいという判断をしました。

今回の入院はその骨髄移植をするための入院かというとそういうわけではございません。

ざっくりとしたスケジュールを紹介します。

11月〜12月

11月から12月はビーリンサイトという薬(抗体薬)使っての治療です。

こちらの薬は2022年の1月〜3月も使用した薬で、比較的副作用もなく過ごすことができますが、今の僕の体に効果があるのかどうか・・・

いってみれば、”移植までのつなぎの治療”といった感じなんでしょうね。

この治療が終われば一時退院で、最短で12月24日のクリスマスイブに退院です。

ビーリンサイトについてはこちらの記事をどうぞ

【白血病闘病記14】ビーリンサイトの使用開始とその後の体調運営者の宮平です。 1月16日に4度目の入院をして、1週間が経ちました。 前回の記事で、現状は「微小残存病変有無の検査結果待...

1月〜2月

年明けの成人の日の翌日あたりに再入院予定です。

ドナーの都合や病院のベッド状況もあり、移植が2月中旬になるみたいなことは言っていました。じゃあそれまで何をするのかというとまたビーリンサイトをやるみたいです。。

そして、2月に入ってからは

  • 移植の前処置(抗がん剤治療&放射線治療)
  • 移植

という流れ。

ドナーの骨髄が無事に自分の体に適応し、問題なければ本退院できます。

早くて4月くらいと思うのですが、ここは長めに見て6月くらいの退院と思っておきます。

(6月に誕生日があるので、それまでに退院したいところ)

移植ってどんな治療なの?

移植ってどんな治療を行うのかここで共有しておきたいと思います。

よく言っている「移植」っていうのは、正式には造血幹細胞移植と呼ばれるもので、その中の一種であるのが「骨髄移植」です。

他にどんな種類があるのかというと、

  • 骨髄移植
  • 末梢血幹細胞移植
  • 臍帯血移植

の3種類です。

引用:https://blincyto.jp/member_only/aabp/nl_hematopoietic_stem_cell_transplantation.asp

 

僕はよく「骨髄移植」と言っていますが、実際に僕が今回行うのは真ん中の末梢血幹細胞移植です。

骨髄移植の場合、ドナーと患者のスケジュールそして、体調が完全一致しないと骨髄は採取され移植は実施されません。

それに対して、末梢血幹細胞移植は、一度骨髄を採取してしまえば凍結保存することができるのであとは患者のタイミングに合わせて移植することができます。

(骨髄移植で取れた骨髄は保存ができず、とったらすぐに移植しなければなりません)

今回ドナーである姉のスケジュールにも合わせやすいようにこのような選択をしました。

 

そしてもう一つ、移植の前処置にも種類があります。

  • フル移植
  • ミニ移植

フル移植が通常の移植だとしたら、ミニ移植は強度を弱めた移植になります。

 

この二つの違いを表にまとめてみると、

メリット デメリット
フル移植
  • 前処置の段階で白血病細胞を絶滅させることが期待できる
  • ドナーの骨髄が生着・適用しやすい
  • 副作用が大きい
ミニ移植
  • 副作用が少ない
  • 高齢者は臓器疾患がある患者にも適用できる
  • 免疫細胞(白血球)が残ってしまうため、ドナーの骨髄を敵とみなし拒絶する場合がある(生着しづらい)
  • 再発のリスクがある

横にスワイプできます

 

そんな僕はですね、抗がん剤の治療で心臓が正常値の下限にいるので、ミニ移植をすることになりました。

再発する可能性は残りますが、心臓のことを考えるとミニ移植でもいいのかなぁと。移植という治療の合併症で亡くなる方もいますしね。。。

移植は体にメスは入れない

「移植」なんて聞くと、あなたが持っているイメージはこんな感じではないでしょうか?

でも実際に全身麻酔をして、、メスで体を開いて、、

みたいなことはしません。

どちらかというとこんなイメージ

実際こんな笑えません。。が、輸血や点滴と同じで、針をさして骨髄を体に流し込む感じです。

 

「あ〜なんだ、じゃあ割と軽い治療なんだね?」

というわけではないです。

 

鬼滅の刃で言うと、

骨髄注入中(鬼舞辻無惨から血を与えられている下弦の壱・魘夢)

 

そして、

つまり、

ドナーの骨髄が入った後がめちゃくちゃきついし、それに”順応”できなければ最悪死に至ることもあります。

なので、移植はかなり気合を入れて望んで行きたいと思っています。

あとがき

今の気持ちを率直に書くと、、、

結構メンタルやられています。

昨日(11月24日)に首にCVカテーテル(点滴入れる管)を入れたのですが、首は痛いし、どこに行くにもどでかい点滴の機会を持ち歩かないといけないし、

何より退院していた8ヶ月が毎日楽しすぎて、病院での監獄生活があと半年も続くことを考えたらだいぶティルト(平常心ではいられない)状態です。

あんまり自分の感情を出したりするタイプではないですし、普段の生活でも隠すと言うより露わにしないんですが、こうやって文章を書いて自分の気持ちを整理していると落ち込んできます。

現実と向き合っている証拠なのかもしれませんね。

白血病という病気だけでなく、浮き沈みの激しくなる病院の環境でどれだけ平常心を保ち、メンタル的な病気にならないように本当に気をつけたいと思います。

 

あと今日はブラックフライデーですね。

なぜか今yogiboが欲しいので買おうか迷っています。

病院には置けないのですが、姉家族の家に送ろうかなぁと。。

あ、もしブラックフライデーで何か買いたいという方がいれば、上のリンク経由で買っていただけると僕に少し寄付できるような形になっています。。(多分)

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これだけでもしかしたらamazon or 楽天が僕に少しキャッシュバックはず。試したことないのでされないかもですが。。

図々しくて申し訳ないですが、何か購入するなら上のリンクから購入してみてください。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。