運営者の宮平です。
1月16日に4度目の入院をして、1週間が経ちました。
前回の記事で、現状は「微小残存病変有無の検査結果待ち」ということをお知らせしましたが、おそらく2月に入ってその結果が出そうとのことです。
今回の入院では「ビーリンサイト」という維持療法で使用される薬を投与しております。
このビーリンサイトの説明も含めて、今回の記事では、
前半はビーリンサイトを使ってみての感想・感触を、後半は僕の社会人生活を振り返ってみたいと思います。
ビーリンサイトとは?
薬剤師からの説明を受けたので、なるべく専門用語を使わずわかりやすくまとめてみます。
このビーリンサイトはベスポンサと同じく、地固め療法に使われる薬ではなく維持療法で使われる抗体薬になります。
ベスポンサについては以下の記事でまとめていますので、ここでは説明を割愛しますね。
このビーリンサイトは、画像で表すと以下の通り。
もともと僕自身が持っている「T細胞」と呼ばれる細胞にビーリンサイトを掛け合わせて、免疫反応によってがん化した「B細胞」を死滅させる働きがあります。
「T細胞」も「B細胞」も白血球の一種だと捉えても問題ないです。
(僕も違いがわからない…)
これまでやった抗がん剤のように、「良い細胞も悪い細胞もまとめて死滅させる」というわけではなく、「がん化したB細胞を狙い撃ちして死滅させる」という治療方法です。
そのため、体への負担も少なく、「骨髄移植ができる」という可能性も残しやすいとのことです。
そして投与のスケジュールは以下の画像の通り
ビーリンサイトは4週間かけて休まずにずっと点滴します。4週間終わったら休薬期間が14日間あるので、そのタイミングでまた一時退院すると思います。
おそらく、その頃には微小残存病変の検査結果が出ると思います。
ビーリンサイトを投与してみて!副作用はある?
スケジュール通り、1月18日に投与開始しました。
事前の説明では以下の副作用が主に現れるみたいです。
ビーリンサイトによる副作用
- 脳症(意識の低下・消失、記憶力の低下)
- 痙攣発作
- 感染症(発熱、寒気、倦怠感など)
- 吐き気・頭痛・めまい
- 骨髄抑制(白血球などが一時的に作られなくなる)
実際に最初の1週間は、その反応がないか少量を投与したのですが、頭痛や熱が37.5度まで上がったくらいの副作用です。
1週間たった1月25日からは3倍の量のビーリンサイトを投与していますが、今のところ特に問題なく過ごせている感じです。
こればかりは個人差があるので、これからビーリンサイトの投与を控えているという方がいるのであればあくまで参考程度までに。
完治までもう少しなのかな?また何か進展などあれば発信していきますね。
3年半の社会人生活を振り返ってみて
このタイミングで、こういうテーマってどうなのかなぁと思いながらも、
最近「会社員として働く」ってことを考える時間があったので、それのアウトプットでもしたいと思います。
簡単に僕の経歴をまとめると
2018年4月 今の会社に入社して名古屋に配属(営業部の内勤)
2019年4月 営業部の外回り営業にプチ異動
2021年4月 東京本社へ異動(営業部の内勤&企画マーケティング兼任)
2021年9月 急性リンパ性白血病発症のため休職
3年名古屋支店で、半年は東京本社へ働いていました。
入社当初から営業部に配属され、東京本社へ移動となったタイミングで営業部と企画マーケティングの兼任で仕事を任されるようになりました。
現在の会社に入った理由は正直明確なものがなくて、
- 某大手企業のグループ会社だから
- 就活で一番最初に内定をもらったから
- 社員の人柄も良く残業が少ないホワイト企業だと感じたから
こだわりもなくここでいいかなくらいの気持ちで入社しました。
ただ、本音は「大手企業で働きたい」という気持ちがありました。
というのも、僕は大学を5年かけて卒業していて、一緒に入学した同級生が僕より1年早く就職しており、その就職先も名だたる企業でした。
でも現実はそんなに甘くもなく、大手企業に就職活動するもののなかなか内定がもらえず、、
結果的に今の会社に決めたということになりました。
大手企業との懇親会で自慢大会が始まりうんざり・・・
僕の会社員としての働き方を考えさせた出来事が入社直後にありました。
それがグループ会社一同が集う懇親会でした。
そこで待ち受けていたのが、グループトップの大手企業の新入社員による自慢大会
主に、学歴自慢・年収自慢でしたね。
- 「俺は東大卒だけど、お前はどこの大学出てるの?」
- 「お前らの会社って20代の平均年収ってどれくらいもらえるの?」
酒が回れば回るほどその大手企業の新入社員は、他のグループ会社の新入社員に対して、自分の自慢や見下しが始まりました。
「まだ社会人として働いてもないくせに何を偉そうに」
と思いながらも、彼らには学歴も企業年収も勝てない、見返すことができないもどかしさを覚えていましたね。。
1冊の本で社会人としてどう働くべきか見えた
僕の社会人生活は、「馬鹿にしてきた大手企業の社員を超える」ということを目標に頑張ってきました。
でも何を持って超えるというのか、どのように超えるのかというものがわからない時に、その答えを見つけた1冊の本があります。
詳しい内容については、実際に読んで確かめてみて欲しいのですが、僕がこの本で見つけた「何を持って大手企業の社員を超えるのか」という答えは
- 会社内の評価ではなく、サラリーマン市場の評価を上げる
- 彼らより少ない年収を副業で補う
この2つでした。
副業についてはまた別記事について紹介していきますが、
具体的に入社1年目から何を意識して仕事に取り組み、サラリーマン市場の評価を上げていこうと思ったのか紹介していきます。
入社後意識して取り組んできたこと
僕が入社後意識して取り組んできたことは、ズバリ
自分の年収を上げるためにはどうすれば良いか
ということを考えていました。
年収を上げるためにはどうすれば良いか考えた時に、
- 会社内で評価してもらう
- 今より高い給料がもらえるところに転職できるようになる
- 会社員として得た経験を副業に、副業で得た経験を会社に生かすことができないか考える
この3つしか方法はないと思いました。
最初は「会社内で評価されて年収を底上げするぞ!」と思っていたのですが、会社の先輩からの話を聞くと、うちの会社は今ではめちゃくちゃ古い「年功序列」により給料が決まるとのこと。
なので、僕はサラリーマン市場内での評価をあげることを最初は意識して仕事に取り組んでいました。
1年目から僕は営業部に所属。
就職活動の時の面接では「営業部が第一希望です!!!」
とは言ったものの、本音は
どんな仕事をしているかもわからないからとりあえず営業部といっただけだし、営業ってノルマに追われたり、お客さんのところに謝りに行ったりと良いイメージがなかったんですよね。
あと、僕自身、昔からベラベラ喋る性格でもなければ、人見知りで緊張しいというのもあって自分は営業なんて絶対に向いていないと思っていました。
同級生からは「声が小さい」「全然喋らない」良くて、「クール」なんて言われてましたしね。。
でも、
- 今より高い給料がもらえるところに転職できるようになる
- 会社員として得た経験を副業に、副業で得た経験を会社に生かすことができないか考える
この2つを考えた時に、営業ってどの業界でも必要だし、コミュニケーションスキルや交渉術など、営業が社会人スキルの原点にして頂点と思い取り組んでいました。
営業で身につけたスキル
最初の1年目は給料の1部を自己投資のために本を買ったりして、どんな営業マンが優秀と評価されるのかを読み漁っていました。
他にも、会社の先輩について行ってどんな営業をしているのかというものを観察したりして、自分の中で営業の形を作っていこうと思いました。
最初はほとんどうまくいかなかったですし、営業先で何も話せず帰る日もあれば、ミスして怒られることも普通にありました。
それでも、お客さんに感謝されることもあれば、会社の売り上げに貢献できたときは営業をしていてよかったなぁと思います。
今思いつくだけでも、営業を通して身につけられたスキルというのが
- 雑談力 (話のネタがないか常にアンテナを貼っている)
- ヒアリング力 (相手が何を求めているのか考える)
- 交渉・誘導術
- 文章力 (メール一つで気遣いできるか判断されるため)
- 人見知り克服 (一番嬉しい!!)
そんなこんなで最初は手探り営業でしたが、徐々に自分への自信もついてきました!
転勤で東京に異動が決まった時も、僕が担当していたお客さんから食事会に誘われたり、ちょっと高級そうなプレゼントをもらった時は、営業嫌いが全て報われたような気がしました!
そんなこんなで東京でも変わらず、営業部で頑張っていたのですが、ご存知の通り今は白血病との闘病生活に励んでいます。
会社からは給料がもらえない状態であり、戻る席も用意されているかどうかは分かりませんが、サラリーマンスキルの「営業力」とどの業界の営業に置かれても使える「応用力」があれば、仕事に困ることはないのかなぁとは思っています(ここだけ楽観的ですが・・)
まとめ
4度目の入院生活も始まり、薬の副作用に怯えながらもなんとかこの記事を更新することができました。
症状の経過報告以外にも何かブログのネタになるものがないか考えながら書いてますが、何か聞きたいことがあればお気軽にコメントでもなんでもください!
次回のブログ更新の際には、今回話せなかった「副業」をテーマに書いてみたいと思います。今回触れることができなかった会社での「マーケティング企画部」についても副業と併せて紹介します。
それでは健康には十二分に気をつけながら過ごしていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。