コラム

【白血病闘病記7】寛解導入療法が終了!なぜ僕は発信するのか?

運営者の宮平です。

10月18日をもって抗がん剤治療の第1ステージである寛解導入療法を終了しました。

引用:http://kcch.kanagawa-pho.jp/event/files/20140125/kouza02.pdf

 

上の図のように約4週間の抗がん治療を終えて、そのあと血液検査を行い、結果次第では一時退院というところまで来ています。

 

その寛解導入療法が目指すところは、以下の画像をご覧ください。

引用:https://ganclass.jp/kind/all/therapy/

 

僕の理解ではあるのですが、

白血病を極限まで排除し正常な細胞が作られる状態まで治療する

と思っています。

 

抗がん剤治療の影響で正常な細胞までもがなくなり、吐き気や倦怠感、感染症のリスクが高まるなどの副作用はありますが、なんとかここまできました。

 

今後は一時退院と入院の繰り返し、ミクロレベルの小さな白血病細胞も完全に排除する地固め療法を行なっていきます。

 

という僕の現状報告はここまでにして、今回の記事では

なぜ僕が白血病についてブログを通して情報を発信しているのかについて書いていこうかなぁと思います。

僕が白血病ブログを発信する理由

最初、ネット上に自分の病名も含め、発信することは躊躇しました。

周りからどう思われるかわからないし、めちゃくちゃ怖かったです。

 

それでも発信しておこうと思ったのは、

自分が今どういう状況に置かれているのか、そして今後自分は何をしないといけないのか、現実から目を背けず目の前のことを整理整頓したかった

というのがありました。

病名が宣告された日はかなり落ち込み、状況の整理がつきませんでしたが僕は翌日からFacebookに発表をしました。

周囲に心配をかけてしまったというのが今でも申し訳ないのですが、多くの人から多くの励ましのメッセージをもらって

「絶対に打ち克って恩返しする!」

って気持ちが強くなりましたね!

これから僕が発信している理由をもう少し細かく紹介していきます。

自分と同じ状況の人をネットで探しても見つからなかった

白血病の宣告を受けてから今日まで、白血病について色々情報を調べることが多かったです。

その中で僕は

  • 「急性リンパ性白血病 しんどい」
  • 「急性リンパ性白血病 つらい」
  • 「急性リンパ性白血病 治療 きつい?」
  • 「急性リンパ性白血病 20代」

なんて検索して情報を調べていました。

というのも

自分と同じ状況の人がリアルタイムで、もしくは過去に頑張って乗り越えたという情報が欲しかった

そんな気持ちがありました。

 

自分自身つらい状況が続いていて、

辛さを共感できることを見つけることで何か安心感を求めていたと思います。

 

ただ、実際に探しても僕の安心感を埋めるものはほとんどなく。。

だからこそ、

「自分が発信を続けて今頑張っている人・これから頑張る人に何か安心感を与えられる情報を残しておこう!」

そんな気持ちでブログを書き続けています。

サイトを運営する経緯とは全く違った趣旨にはなっていますが、暖かく見守っていただけると幸いです。

未来の自分がブログを見たら絶対に勇気づけられると思った

今の状況を言葉・文字に残すことによって、

未来の自分が何か他の困難にぶつかった時に勇気づけられると思いブログで発信しています。

よく、

「学校の勉強は覚えていないけど、友達と過ごした思い出は鮮明に覚えている」

みたいなことを言われますが、僕は半分正解で半分不正解だと思います。

 

その時々の、リアルタイムの感情は少しずつ忘れていくものです。

 

だからこそ僕はその時々の感情を思い出すために文字に残すようにしています。

5年間書き続けている日記

 

画像は僕が2017年から書き続けている日記(2冊目)の画像です。

大学の友達が書いているのをきっかけに僕も自分史を作りたいと思って書き始めました。

 

1日7行ほどの少ない量を毎日欠かさず書いており、中身はその日にあった出来事と感情を書くようにしています。

直筆で書いていることもあるからか、去年の今頃自分がどんなことをしていて、どんな感情を持って時間を過ごしていたのか鮮明に思い出すことができます。

 

話を戻して、ブログでも今の自分の闘病記を残すことによって、

来年、再来年、数十年後の自分が見返した時に何か勇気づけられる存在のひとつになると思い、こうやって発信し続けています。

僕の状況を周りが把握できるから

ありがたいことに多くの人から励ましのメッセージをいただきましたが、

同時に、

  • なんて言葉をかければ良いかわからなかったけど。。
  • 簡単に頑張れなんて言えないけど。。
  • どれだけつらいかわからないけど。。

などと心配する声もありました。

「連絡を取りたいが、治療に専念して欲しい」という気遣いから連絡を最低限にする方もいるかもしれません。

 

心配かけてしまって本当に申し訳ないという気持ちで、完治させて早く安心させたいという想いがやはりあります。

 

だからこそこうやって

自分の状況を逐一報告して読んでいる人が少しでも安心して欲しい

そういう想いで書き続けます。

僕も強がることはせず、ありのままの感情を書くので、時にはネガティブな発言などもするかもしれませんがその時は優しくしてください笑

あとがき

冒頭で伝えたように、10月24日までには一時退院し、27日前後に再入院する予定です。

特に食事制限はないのですが、ここ最近は薬の影響で吐き気や腹痛、食欲不振が続いているので、好きな食べ物も多くは食べられない気もします。。

(今はものすごく脂っこい中華料理や二郎系ラーメンが食べたい・・)

でも1ヶ月ぶりの外の空気を吸えることや家族と過ごす時間を大切に過ごしていければと思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。