コラム

【白血病闘病記5】筋肉注射による治療開始!1日のスケジュールとは?

運営者の宮平です。

本日10月3日、抗がん剤治療2週目が終了しました。

とりあえず、治療の1周はまわった感じでしょうか。

明日はまた骨髄検査して、白血病の細胞の減り具合と正常な細胞の数値を見て抗がん剤治療の薬の量を調整する段階に入るとのことです。

今回の記事では、僕がどのように1日を過ごしているのか書いてみたいと思います。

白血病患者の1日のスケジュール

まず、既に決められているスケジュールからお知らせすると、

7時:起床(体温・血圧測定、体重測定)

8時:朝食

12時:昼食

18時:夕食

22時:消灯

このスケジュールだけは固定されています。

起床時間は多少前後しますが、遅くても7時ごろには起きていますね。

 

午前中

平日の午前中は基本的に治療も検査もないため、

リハビリの時間に充てています。

というのも、入院生活が始まって、1日の7割近くはベッドで横になっているため

足の筋肉の衰えが本当にやばいです。

 

信じられないかもしれませんが、

200mの病院内の廊下を歩くだけでも、

ふらついたり、息が上がったり、筋肉がつりそうになります。

 

体重減少の大きな要因はこの足の筋肉の衰えからくるものですね。

 

なので午前中、体調が良い日はリハビリをして筋肉を取り戻すようにしています。

昼食から夕飯までの間

この時間の間に、抗がん剤治療をやったり、骨髄検査などをすることが多いです。

抗がん剤治療自体は、

  • 点滴で30分〜1時間
  • 筋肉注射で2分以内

とそこまで時間がかかるわけではないです。

 

ただ、抗がん剤治療の副作用で、熱や倦怠感、吐き気に襲われることがほとんどなので

抗がん剤治療を終えた瞬間はすぐに寝るようにしています。

 

それでも実際に副作用が発生するのですが、これまでの経験上、

抗がん剤治療の翌日の朝に副作用が大きく発生する

そんな周期になっていると思われます。

 

夕飯から消灯までの間

この時間どのように過ごすかは、正直副作用次第ってところです。

もし副作用がひどければ普通に寝ますし、なければ

  • 家族・友達と連絡を取り合う
  • ブログ・日記を書く
  • 本を読む
  • インスタで退院後に食べに行くお店を決める

などなどしています。

もちろん、これらは治療を第一優先にした上で行っています。

 

僕と同じ病棟の患者さんは昼間普通に仕事とか、会議しているのですが大丈夫なのかなって心配になります。。

でもここの心のバランスって結構難しくて

 

やりたいことは今のうちにやりたい気持ち

治療に専念して治した後に思いっきりやろうという気持ち

 

この葛藤する二つの気持ちが入り混じる時間でもあるんですよね。

 

まぁでも治療を第一優先にするのが一番いいと思いますね。

1日のスケジュールでしんどいこと

1日のスケジュールを見たらわかる通り、割と時間的には何もしていない時間の方が長いんですよね。

でも、実際に1日の治療をやっていく中で

「これはしんどい」っていうのが何個かあるので紹介します。

抗がん剤治療の副作用がしんどい

1週間の大半はこの副作用に悩まされています。

  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 発熱
  • 口内炎・ヘルペス

こういった症状が、いつ終わるのかわからないのでそれに耐えるのみって感じです。

 

特に吐き気は、食事の時間ですら苦しみに変えることになります。

「これを食べたら吐くんじゃないか?」

という恐怖感から食事が喉を通さなくなるんですよね。

 

僕の感覚としては、二日酔いの半分のしんどさが1日以上続く

そんな感覚です。

二日酔いの頭痛はないにしても、吐けそうだけど、吐けない。

もやもやした感じがずっと続きます。

検査がしんどい

白血病の状態、抗がん剤治療の状態を調べるための検査は血液検査だけではありません。

 

おそらく白血病患者なら誰もが口を揃えていう、「もうやりたくない」なんて言いそうな

骨髄検査(骨髄穿刺)

という検査があります。

引用:https://www.takeda.co.jp/patients/myeloma/sec02.html

 

骨の中にある骨髄を吸引する検査で、骨髄吸引用に刺す針の部分に局所麻酔をして骨髄を取ります。

まず局所麻酔をする瞬間が普通に痛いですし、針が骨を貫通して骨髄が吸引される感覚が気持ち悪すぎてかなりしんどいんですよね・・

 

しかも治療初期段階は2週間に1回、

後半になっても1ヶ月に1回あるみたいなので、

この骨髄検査には常に覚悟が必要になるみたいです。。

筋肉注射がしんどい

引用:https://mainichi.jp/articles/20210309/ddm/012/040/038000c

 

コロナワクチンの接種よりも先に筋肉注射を受けるとは思いませんでした。

抗がん剤治療の一つで第2週目からは2日に1回筋肉注射を打っていました。

図を見てわかる通り、針を90度に刺す時点で痛いんですよね。

 

でももっと痛いのはその後。

その液体を筋肉に注入している時間がもっと痛くて、徐々に痛くなっていきます。

看護師さんはゆっくりと入れていくのですが30秒間くらいはずっと痛いですね。。

 

そして、注射を終えた後も腕全体が痺れてほとんど動かすことができません。

おそらくこの治療は今後も続いていくんだろうなぁと思うと、

骨髄検査の次に覚悟しないといけない治療です。。

まとめ

こんな感じで抗がん剤治療の第1周期を終了させました。

これからもっと辛いこと、しんどそうなことがありそうですが

一つ一つ乗り越えて必ず完治させます。

これを読んでいるあなたにとって、何か勇気づけられる発信になっていれば嬉しく思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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