運営者の宮平です。
11月に入り僕の体調も良好になり、8月の健康状態のような気分で日々過ごしておりました。
ただ血液検査などの数値を見てみると、白血球などの細胞は全く正常ではなく、
「見た目は健康、実際は白血病」
そんな少し嬉しくもあり、悲しくもあり、といった精神状態です。
でも意外と世の中そんな人が多いのではないかと心配するこの頃。
僕も実際、
- 「ただの風邪でしょ」
- 「息切れしやすくなったけど、運動不足だからだよなぁ」
- 「朝ごはん食べてないからちょっとした貧血状態になってしまった」
そんな軽い気持ちが検査をしてみて結果、白血病となっていたわけですから。。
体に異常を感じたら、すぐにでも病院に行って診てもらうようにしてくださいね。
っで、体調の方はよくなりつつあるのですが、その血球の数値がなかなか上がらなかったので、地固め療法2ブロック目がちょっとだけ後ろ倒しになりました。
1ブロックを2週間、1回の入院期間で3ブロックの治療を行う予定です。
休薬期間があるということは、それほど強力な薬を使うということなので、ちょっと緊張していますが頑張っていきます。
今日の内容は「地元のビーチが奪われる!?」という話を書きたいと思います。
地元の渡具知ビーチが奪われる!?
僕の地元は沖縄県の中部に位置する読谷村なのですが、その読谷村には地元の人から愛される渡具知(とぐち)ビーチがあります。
沖縄戦で米軍がこの渡具知ビーチから上陸しているビーチでもあります。
東シナ海を一望できて、特に夕暮れ時には地元民も観光客も多く訪れる観光スポットの一つとなっていました。
僕も沖縄に帰省する際は必ずと言っていいほどこの渡具知ビーチを訪れて昔の思い出に浸ったりしています(地元の人は「渡具知のはーまー(浜)」と言っています)
白血病が治ったらここで自前のサップボードでサップをするのが一つの夢でもあります。
そんな渡具知ビーチに関して、SNSでこんなニュースが飛び込んできました。
「地元の大切な海(渡具知ビーチ)にリゾートホテル建設が予定されている」
11月6日頃に開設されたこのSNSアカウントはフォローワーも一瞬にして1000人を超えて、地元の人にすぐに拡散されました。
このSNSアカウントを通して、渡具知ビーチのリゾートホテル建設の詳細を発信しつつ、署名活動を行い反対運動を行うみたいです。
署名活動だけで阻止できるのか?
この情報が本当かどうかちょっと気になったのでDMで聞いたところこんな返信が来ました。
先月、渡具知区民に向けて事業者からのホテル開発計画説明会がありました。今現在、完全に確定した建設計画ではなかったので情報も公に出ていないのだと思います。
<後略>
建設計画が進んでいるかどうかは別として、仮に今回の情報がボツになったとしても今後こういった話が出てくる可能性は全然あります。
僕の意見をここで述べるのであれば、断固として反対
ただ僕が「反対だ!」って叫んでも、建設計画がなくなることはないだろうし、多くの人が叫んでもなくなることはないと思います。
(ここでの「ない」というのは建設計画をなくす要素としては弱すぎるということ」
まだ情報が出ていない段階であり、未確定の計画なのであればまだまだ建設を阻止する時間はあると思います。
じゃあどうやって阻止するかを考えたときに、
- 建設するか否かの決定権は誰にあるのか
- 建設する側が主張を想像し反論&代替案を考える
この2つは最低でも情報を収集して、反対側の武器を揃えておく必要があると僕は思います。
決定権は誰にあるのか?
僕らがどんなに署名活動をしたとしても、その想い虚しく散っていくことは少なくはありません。
「意味がない」ということを言いたいわけでは全くなく、できることは全てやった方がいいのが当たり前。
しかし、署名活動で民意を示せたとしても決断する要素としては強くないからです。
M-1グランプリでも、国民10万人がAというコンビが面白い!なんて言ったとしても、
審査員の7名がBというコンビが面白い!(もしくは7名中4名がBが面白い!)と票を入れれば、優勝はBとなります。
(国民も審査員も意見が一致であれば一番楽でいいですよね。)
今回の件に限らず、組織を動かすにしても
「誰が決定権を握っているか」
ということを把握しておいた方がいいと思っています。
渡具知区長なのか、読谷村長なのか、それとも他の人なのか。
そして、決定権を握っている人をこちら側の味方になってもらうために何か提案できるくらいまでいろいろな情報をかき集めた方がいいでしょう。
例えば、読谷村のHPにこんな文章がありました。
都市計画とは、多くの人々が働き、学び、生活する場所(都市)が快適で、そこで暮らす人々が機能的な生活を営むために、土地の利用や建物の建て方にルールを決めることです。健康で文化的な生活を確保するために、生活基盤となる道路・公園・下水道などの都市施設の整備や、市街地の開発などの計画も定めています。都市計画によって定められた土地については利用制限や許可手続きが必要となりますので、事前に関係法令や基準等のご確認をお願いします。
引用:都市計画課
6次産業化とは、農林漁業者が生産・加工・流通(販売)を一体的に行うことや、農林漁業者が2次・3次産業と連携し事業を行うことです。
6次産業化で、地域ビジネスの展開や新たな産業を創出し、儲かる農林水産業を目指します。
引用:農地活用推進課
読谷村のHPを見るだけで僕らの味方になる情報って結構載っていたりします。
それをうまく活用して、決定権のある人を説得するくらいの気持ちで臨むべきだと思います。
建設する側の主張を想像し反論&代替案を考える
自分らが主張することと、相手の主張すること、そもそもお互いの論点が異なる場合もあります。
例えば、
建設する側は
「建設すれば、読谷村にお金が落ちて住民の生活が豊かになる」
建設反対側は
「自然が破壊される」「思い出の場所がなくなる」「沖縄にホテルはもういらない」
などなど、両者の違った論点で賛否を言い争っても話は平行線のままになることがほとんど。
どんなに強く主張しようが、多くの人が主張しようが、
決定権を持った人が「これで行こう!」といってしまえば決定は下されるわけです。
そんな一か八かで決定が下されるのであれば、相手の主張を想像したり、理解して、もっと論理的に相手を説得させる必要があると思います。
おそらく今回の相手は対企業になると思うので
- 企業理念に反していないか確認する
- 建設計画と村・地域住民への利潤を理解する
- 建設計画の代替案を考える(≒建設させないための主張)
この辺りを僕は考えます。
ちなみに現時点で企業名も計画内容も明らかになっていません。
もし本当だとしたら、本気で相手企業と戦う気持ちで立ち向かってみたいと思います。
この情報が出てくるまでは僕はこの渡具知ビーチリゾート計画はガセネタと信じたいです。
まとめ:拠り所がなくなると寂しい
先週、今週は治療に専念していたというより、休薬日だったのでこの2週間ほとんど治療の進展はありませんでした。
そんな休薬期間に地元ビーチがリゾート開発されるというニュースが飛び込んできたのでどうやって阻止しようかずっと考えていました。
署名活動自体は12月に行われる予定らしいのですが、署名活動だけでは建設をなくすのには弱い可能性があるということだけ理解して欲しいと思います。
署名活動以外にもできることは全然あります。
僕もこれからこのニュースに対して自分の意見を交えた情報を発信していければと思います。
もちろん、治療を最優先にして。
ではでは〜